Y) 近頃、お笑いの世界を見ていると、なんだか世の中の縮図を見せつけられている気がする。
K) というか、最近レッドカーペットの話しかしないじゃん。お笑いを通じてしか世界を見てないんじゃないかと不安になってんだけど。
Y) うるさいな。新聞だって読んでるぞ。おまえは新聞も取ってないくせに。
K) まあ話を進めよう。
Y) 最近、突然、若くて才能豊かなルーキー達がその存在感を加速させてるよな。
それまでぬるま湯みたいな淀んだ空気をまき散らしてた先輩達が、
その新鮮な才能におののいてる。
新しい才能達に共通しているのは、みんな超マジメ。
真剣に、無心にお笑いを創造してる。
たぶん普段の生活も修行僧みたいにストイックなんじゃないかな。
ちょっと人気が出て、合コンや夜遊びに先輩達が興じている間に、
彼らは先輩の技を盗み、さらにそこにない新しい笑いにチャレンジしてる。
そして何よりも、そのことが今いっちばん楽しそうに見える。
先輩達に、えーマジ?彼女いないの?モテるだろう?とつっこまれても
いやぁ、そんなことないんすよ、と合わせながらも、
じつは心の中では、そんなことより今お笑いを追求することが楽しいんですもん!
と思っているんじゃないかな。同じことがゴルフや野球のスポーツ界や、音楽やアイドルの世界や、政治の世界でも起こっているような。
K) わかったよ。
Y) なにが?
K) つまり陣内智則よりはんにゃの方が好きだって言いたいんでしょ?
Y) そう。いやちがうって。おれはキャリア的には完全に先輩組だけど、新しい相方になったことで気持ち的には、ルーキーの側にいるつもりだってこと。
K) おれは今でも精神年齢18歳だけど?
Y) ならいい。